サッカーを新しい信仰として選ぶ人のために
「サッカースタジアムは、巨大な建造物の中で裏表が逆になっている数少ない建物のひとつである。楕円形の競技場は世界を排除し、その神秘を秘伝を授けられた者たちにしか明かさない。テレビでさえ、それを犯すことはできない。とらえ始めることさえできない」
サッカーサポーターとは何者なのか?
ゴール裏のクルヴァスッドで、アウェイの駅で、遠征のバスの中で、サッカーは歪んだ現代の宗教として輝き続けていく。その様を、まさにサポーターのど真ん中でレポートするノンフィクションであり、その神話体験を愛すべき「ブリガーデ・ジャロ・ブルー(黄青旅団)」とともにイタリア中を駆け巡るひとつの旅行記である。
サッカー「ファン」は、この本をきっと理解できないだろう。うわべに出てくるレイシズムや下卑たエピソードを、無理やりにサポーターという人種にひっかけて語るぐらいしかできやしない。だから、この本は、サッカーを単なる美学的な体験として受け取ることができないで、日本中を旅して歩く本当の「サポーター」にとって必読の一冊。
著者は、イタリア在住の「現在もっとも精力的な活動をする英国人作家」であるTim Parks。
教養にあふれた筆致とサッカーカルチャーの分析は、必ず新しいサッカー理解のパースペクティブをもたらし、あなたをアウェイの遠征に狩り出します。
「東京大学応援部物語」
「応援する」とは何なのか?
「応援する人間は、応援される人間より強くなければならない」 「より努力する人間こそ、人に対してがんばれ、といえる」
応援に垣根はない。例えその対象がなんであれ、その精神的かつ行動的な営みは変わらない。 本書は、東京大学の応援部のルポタージュであり、同時に応援するというのはどんな行為なのかを、それぞれの学生達の横顔とともに語られている。 彼らの活動を知れば、いかにサッカーサポーターの精神論がまだ純化されていないかを知ることになると思う。 まだまだ俺らには雑念が多いね。 若々しい青春群像に引かれるもよし、の一冊。
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芸能人の結婚報告みたいなタイトルで恐縮ですが、すでにさかのぼること三ヶ月前の3月16日付けにて、このお話が解決していことが判明いたしました。
そもそもそういう話だったということなんでしょうか、よくわかんないですけど。
時間はほとほとかかりましたが、まあいろいろ勉強にはなりました。
こういう世界の用語では「不起訴」ということらしいですが、こんな話は神奈川新聞は載せねえんだろうなあ。考えれば考えるほど腹だたしいんですが。
ともあれ、公私ともどもの関係各位には、かなりのご迷惑おかけしました。
そのうえ、各地にてたいへんな金額の弁護費用の募金もしてもらったりもしております。相当に弁護費用がかかったので、これには本当に助かりましたです。
各関係者からの有形無形の支援やら援護も心に沁みるもの多数でした。この場ながらお礼申し上げます。
なんにしても、くだらねえ話につきあわされたおかげで、時間も体力も消費し、さらには実名報道までされてしまったおかげで名誉もいたく傷つけられ、これを一言勉強で片付けるわけにもいかないのですが、これをレバレッジとしてパワーアップしたいと考える所存でございます。オレが死んだと思ったら大きな間違いなわけですよ!・・・と、力強く宣言したいと思います。
そんなわけで完全復活を宣言させてもらいますが、ただし、このお騒がせさせた責任はとりたいと思っております。
すでに、ゴール裏面子はご承知のとおり、JUST GEDOは離脱。
若いのを中心に後のことはまかせました。その昔、横浜HEADSというところも立ち上げさせてもらっていましたが、これに続き、後事は後進に譲りたいと考えております。きっとそのほうが今後のためにはいいことでしょう。
ちなみに、すでにJUST GEDOの意思決定に自分はかかわっておりません。彼らは彼らでがんばることでしょう。JUST GEDOは今回の1件はとばっちりに近いものだし、さすがにここまで一生懸命やってきた連中がかわいそうな話ですよ。
そもそも、昨年中から、いい年こいた人間が人前で立っているのも長すぎるだろうと、そろそろゴール裏の一線は引退すると一部に伝えてきたのだけれども、これがいい機会かと考えています。
若い連中ががんばっているのを後方から支えていきたいというところです。
横浜のゴール裏の歴史は、どういうわけだか、世代交代がすっきりいかず、最前線の人間が後方に引っ込んで支えていくというパターンがうまく流れていかない。だからその分、サポートに深みが欠ける結果になっているのではないかと常々考えていました。以後は、この実現に向けて行こうと思うとともに、少し疲れたので、力を抜いて面白おかしくフットボールを楽しまさせてもらおうと思っています。
もちろん、ならびにヨコハマ文化もね。
自分がゴール裏にデビューした当時、まだ数本しかなかったゲーフラカルチャーとか、ネタダンマクとか、ハマトラの前身になっている歌詞カード配布とか、時に自力で、時にみんなでやってきましたが、またこういう風にひとつひとつやっていければ面白いんだろうなーとテレビで試合みながら考えているわけです。
まあ、それでもしばらくは休ませてもらいたいです。ふらりとそのうち戻るでしょう。
そんなわけでいろいろお騒がせいたしました。
そして、ありがとうございました。